物語をつくる

構成

近鉄百貨店プロデュースのライフスタイルマーケットとして誕生した”あべのand”は、超高層ビル”あべのハルカス”とラブホテルなどの混じる歓楽街との狭間というユニークなロケーションに位置している。従って、外観も含めた全体を、自然素材と控えめな照明により、身の丈に合った生活者視線に寄り添うこじんまり感+カラーによるアクセントという印象にした。

通路

公共通路は、自然素材と間接光主体による温かい雰囲気をつくりつつ自分が今どこにいるのかがわかり易いように場所の特徴をつくっている。

時間

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吹き抜け~屋上階を外部の延長と捉え、昼は明るく、夜は暗くすることによって、自然のリズムに合わせた人の健康なリズムに寄り添う明るさの配慮をつくった。吹き抜けのブラケットライトは雨の雫をモチーフに一日の時間帯に合わせて変化する色の雫がゆっくりと下降する。屋上テラスの小さな植栽内に存在するガーデンライトは、時の経過に合わせて一瞬、光が回転する。

マスタリング

横浜BankART Studio NYK 3Fでの展覧会”芸術家の棲む家” このような会場照明では、個々ブースの照明を行った(プレマスタリング)後に、全体のバランスを調整する(マスタリング)ことで一つのトーンによる物語が成立する。

 

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