Lighting Aesthetics

住宅


ここ東京近郊に建つY邸は、中庭を囲むかたちで外部と隔てる内部環境としての家である。この家族にとっての快適な光とは、美しい気持ちをよびさます光による感覚的経験であると解釈し、建築を光に翻訳した。

エスセティクスのライティング

エスセティクスのマーケティングとは「組織やブランドのアイデンティティ創造に貢献する企業やブランドのアウトプットを通じて、感覚的経験をマーケティングすること」を指している。ならば、マーケティングをライティングに置き換えてみよう。それは偶然には生まれない。緻密に計算され、時間とエネルギーが投下されたのち、プレゼントされるライティングにちがいない。

※Marketing Aesthetics:The Strategic Management of Brands,Identity,and Image by Bernd H Schmitt and Alexander Simonson   (1997)

Lighting Entertainment

住宅

自由が丘にあるこの住宅は地下に経営者である主人の工房、書斎、トイレなどを要したスタジオをもつ。そして何よりここは、ゲストや社員をもてなす場所となる。昼はサンクンガーデンより外光が入り明るく、夜は暗くすることで地上2層部同様に概日リズムに則り、家族も含めて人が体調良く快適な生活をおくっていただけることを願って照明計画を遂行した。

下であるために、サンクンガーデン反対側を間接光やフットライトを使用することで、明るさを補正

 

 

 

 

Local lighting

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この場所では直接光によるLocal lighting、間接光によるLocal lightingがそれぞれ相交じり、全体としてはぼんやりとしたGeneral lightingとした。また、下方に向かっての光と上方に向かっての光や横方向の光を混ぜてGeneral lightingとした。これらにより、ぼんやりした光に包まれながらも、手元資料や飲食物はクリアに見ることができるメリハリのある緊張とリラックスを両立させた場所を実現することができた。

エンターテインメントのライティング

楽しい気分になったり、心が癒されたり、テンションがあがったり、ハッピーな気分を体験していただけるための、人をもてなす光というものが存在する。

かたちのある光

さらに、イルミネーションなど光そのもののかたち、フロアスタンド、ペンダントなどの器具のかたちによって、人を迎え入れ、気持ちよく過ごしてもらえることを望む光も存在します。

Lightigng Gradation

住宅

様々な光が混じり、それら織り成す光の粒子が天井、壁や床の表面をうつろい、グラデーションや濃淡が生まれる。光がマテリアルに変態した瞬間である。

グラデーションのライティング

均一に明るいだけの空間にはグラデーションは生まれない。陰翳・濃淡・諧調をマテリアルと共に生み出すことこそがライティングの魅力ではないのだろうか。それはもちろん自然の光にも存在する。それらを参照していきたい。

スロッピー

間接光と間接照明は似ているが、長いスパンのグラデーションを生むのは圧倒的に間接光からである。また、自然の光のグラデーションにムラ(斑)があるように人工の照明にもムラをつくり、スロッピーな文化のヴォイスやヴォキャブラリィとしたい。

 

 

自然

自然なグラデーションをつくるには、配光を慎重に選択しなくてはならない。